インシュリンの分泌について
食べ物を摂取すると血糖値が上昇します。血糖を筋肉中にグリコーゲンとして取り込む際に、「インシュリン」というホルモンが働きます。取り込んでなおも余った血糖は中性脂肪として体内に蓄積さえてゆきます。これも「インシュリン」による働きです。
なので、インシュリンは脂肪を取り込む作用があるので“カラダを太らせるホルモン”という見られ方もありますが、本来は血糖値を安定化させるという大切な役割を持つものであります。血糖値が高いままの状態が続くと血管に大きな負担が増え長い期間において動脈硬化などの重篤な疾病を招きます。また、糖質過多の食事が続くことによりインシュリンが休む暇なく分泌されすい臓が疲弊し分泌異常を起こす可能性もあります。これを“糖尿病”といい、失明や死に至る合併症にも繋がります。
日ごろからインシュリンの分泌を抑える事をひとつのポイントとして生活習慣や食生活を整えたいですね。
ひとつのコツとして、「毎度の食事は野菜から先に食べる」を実践して頂きたいですね。一番のおススメは大皿一杯の野菜(色の濃い野菜、キノコ、海藻などをたぷりと)を一番最初に全て平らげる。そして味噌汁も平らげる(これも野菜たっぷりがイイですね)。次にメインディッシュ、恐らくは肉、魚などのたんぱく類だと思います。最後にライスやパンなどを頂きます。この時少量であることは言うまでもありませんがこの食べ順であればそれも抑制につながります。
この方法により、血糖値の急激な上昇を抑えインシュリン分泌を抑制します。丁度、コース料理を頂くようなイメージで楽しく高級感ぽく味わってみてはいかがでしょうか(笑)?
ただ、現実問題、我々日本人のかねてからの食習慣ではまんべんなく出されたものに箸をつけてゆくように躾けられてきていますので、意外と完全に食べ順を変えるこは難しい…!宴会などみんなで集まる機会においては尚更だったりします。
それでも地道に確実な努力を積み上げげるために、「少なくともまず野菜から手を付ける」を実践するようアドバイスしています。なるべく、一口ふたくちと言わず、5,6口くらいでも…。そうすれば、血糖値の急上昇には一役買える期待が持てます。
太ってしまったその結果は、日常の習慣から。ですので、習慣を変えなければあるべき姿には戻りません。気長に、しかし着実に実践してください。応援しておりますので(笑)!!(12/17)