筋トレ・筋肉の収縮について
筋トレとは言い換えると“いかに筋の収縮力を高めるか”という表現も可能です。実は筋肉の収縮形態にはいくつかの種類があります。
「等尺性収縮(isometric contraction)」とは、筋の長さが変化せずに力を発揮する状態のこと。“空気イス”なんかはその類デス。(軽く触れておきますと、一般的に柔軟性が無いと筋トレもあまり効果的では無いとされますが、アイソメトリックに於いては柔軟性は関係なく筋力を発揮させることができるという事です。)
「等張性収縮(isotonic contraction)」は、筋の長さが変化しながら力を発揮する状態。一定の張力を発揮しながら筋活動を行っている訳です。更にこの収縮は二つに分類され「短縮性収縮(concentric contraction=CC)」と「伸張性収縮(eccentric contraction=EC)」とされます。
短縮性収縮とは、綱引きで言うと優勢で引っ張る勢いが強いほう。伸張性収縮とは引っ張られて腕が伸びそうだけど耐えているほう(笑)。この伸張性収縮時に筋肉痛が起きやすいともされています。登山などで翌日モモの前が筋肉痛になるのは、下山時に坂道に転げない様耐えながらゆっくりと歩いているから、これは大腿四頭筋がECを起こしているから。そう考えるとわかり易いのでは無いでしょうか。
ラディアのトレーニングではこの収縮形態を応用して“効かせるトレーニング”を実施しています。
徒手抵抗による“EC=伸張性収縮”のトレーニングは、大臀筋=ヒップアップや、内転筋=内ももの引き締めなどで想像以上のキツさとともに、終わった後は疲労による憔悴(笑)、確かなやり応えと大好評の声を頂いております(??)。
特にこの徒手抵抗(=マニュアルレジスタンストレーニング)は、トレーナー側に一定レベル以上の技術が必要なのと、トレーニー(トレーニングする人のことデス)との阿吽の呼吸が大切となってきます。ですので共に成長し育てていくといった趣となります。春の気配を感じるこの頃、ぜひ一緒に本当のやり応えを感じましょう!(2/28)