牛乳について
決して悪い話では無いですが、何事も一度一歩引いて考えてみる事も大切です。
1980年代のアメリカの某大学で約10年間に渡って牛乳に対する実験調査が行われていたそうです。ざっくりと述べますと、牛乳を摂取し続けたグループとしていないグループとの相違についてです。結論的には前者、摂取し続けたグループの方が、骨が脆くなる傾向にあったそうです。これは牛乳のカルシウムが必ずしも体内に吸収されている訳では無い事の示唆であると思えますが、マグネシウムの合有量が少なくリンが多いという牛乳の性質からも合点がいきそうに感じます。
前立腺がんや卵巣がんなどの懸念も指摘されているようです。
また、乳牛の飼育環境などに着目してみますと、成長ホルモンなど薬物の多様の投与と残留薬物の間接的な摂取の懸念、またほとんど箱詰め状態で牛にとっての心身の良好な健康状態と言いづらい状況では良質な食品が生産できるのか?という疑問も謳われています。
少し否定的な話が並んでしまいましたが、決してそれらの否定的説だけを支持するワケでもなければ、全面的に牛乳を否定、拒絶する姿勢も性急かも知れません。
要するに、上手にチョイスする事が大切な訳でして、健康の為とかでなくあくまで嗜好品として楽しむ程度に留めておけば良いのでは無いでしょうか。生活のスパイスに、ちょっとだけ嗜んでください(笑)、それはそれで有意義、有効だと思います。(3/15)