筋トレと呼吸
筋肉は収縮時(正確には短縮性収縮=CC)に呼気を帯びる事によりより力の発揮が成されます。神経系のリミッターが解除されるというワケです。これを利用して「力を入れる時に息を吐く」と教えています。ベンチなら挙上時、スクワットなら立ち上がる時、カールなら屈曲時…、という様にです。
よくテニスの選手がサーブの時に叫び声(のような)を発する事とか、ハンマー投げで放る瞬間に大きく叫ぶなど、これらは神経のリミッターを解除させて最大限にパワーを発揮しようとしているのです。特に教わらなくとも様々な場面で本能的に実行しています。
BIG3など高重量を扱う種目においては、こうした発声のテクニックを使ったりしますね。(これを“怒号”と呼んだりします。)
もうひとつ、筋トレ時にチカラが入り過ぎてウッと呼吸が止まったりする場合。実はこの瞬間に大きく血圧が上がり、循環器系への負担は高いレベルになります。元々血管系の疾患などリスクファクターの方にとっては細心の注意が必要となってきます。
故に、もし吐くと吸うがわからなくなったら「とりあえずどちらでもいいので息止めない」、を原則といたします。お身体への負担やリスクは最大限回避して参りましょう。
こうして、安全で楽しく効果的なトレーニングを細部にわたってご指導させて頂いております。
運動自体が初めての方、体力に自信の無い方、ご高齢の方…、どなたも二の足を踏むことなくお気軽にお越し下さい。一緒にトレーニングして参りましょう!(4/19)