牛乳について
一日一杯など決めて摂る様にしている方もあるかと思います。適度に飲んでいれば程よく健康(になった感)UPの手応えがあるのではないでしょうか。
しかしながら、“牛乳=健康”については、少々疑問があるようです。
80年代に10年以上を費やしアメリカの大学で行われた研究です。30代~50代の約7万人を対象に牛乳摂取と骨折の関係を調べました。
Ⅰ群は毎日牛乳を飲み続けたグループ。Ⅱ群は、週一で飲んだグループ。結論的にはⅠ軍のほうがはるかに骨折を起こしやすかったそうです。これは牛乳がカルシウムは豊富であるのに対し(その吸収に必要な)マグネシウムがほとんど含まれていない事や、牛乳に含まれるリンが体内でカルシウムと結合して体外に排出されるなど、様々な理由が謳われています。
日本では08年厚生労働省の調査によると、牛乳、乳製品を多量摂取(約300g/日)するグループと、少量(約12g/日)のグループとでは、前者のほうが前立腺がんになるケースが1.6倍もの差だったそうです。
日本人に牛乳が苦手な人が多いのは、ラクターゼという分解酵素が少ないからという事もそこそこに知られている話でしょう。
こうしたところから、牛乳および乳製品は、少し認識を変えたほうが良いかも知れません。健康のためと考えるのであれば必ずしも妥当では無く、摂りたいならあくまで嗜好品として適度に摂るぐらいが良いと思われます。
因みにこれに関するもうちょと怖い話もありますが、それは直接お話する機会があればという事で…。
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