前脛骨筋

歩行の動作でポイントとなるのが、「前脛骨筋」。
これは脛の骨の外側にある筋肉です。脛骨(脛の骨)上部から起こり、脛骨と並行に走り足首を跨いで拇指の付け根(第一中足骨付け根)まで伸びる筋肉です。
この筋肉により、足首を曲げる(背屈)動作が可能になります。日常生活に於いては、歩行時走行時にこの筋肉が大いに働くというワケです。(*‘∀‘)
高齢になり筋力の低下が起きると、つま先がしっかりと上にあがってきづらくなります。そうなるとつま先からダイレクトに地面に着地するようになり、つんのめったような歩き方になります。
お年寄りによくみられる、足をズッてくるような歩き方ですね。(;´∀`)
前脛骨筋を鍛えて、このつま先がしっかり上を向いて踵から地面に入り足裏全体で徐々に地面をキャッチするような歩き方を取り戻しましょう。これで、見た目にもグっと若々しい歩き方に印象があがります。(∩´∀`)∩
おススメのエクササイズは「トゥレイズ」。まずはイスに座ります。事前に準備した空き箱など段差が作れるものに踵をのせます。つま先が少し床より浮いた状態になりますので、そのままつま先を上げ下げ。これを20~30回ほど繰り返します。
実にかんたんなエクササイズではありますが、それゆえにか少し忘れがちにもなります。地味なんですよね…(;・∀・)しかしながら、日々の健康的な生活には、大きな効果をもたらします。ぜひ、一緒に始めてみましょう!(R7.5.18)